ピアノ再開後の初発表会

ピアノメインの音楽関係

先の週末、スタイン先生の教室の発表会に出た。

スタイン先生はピアノ教室を正式に開設して一年とちょっとらしく、スタイン先生教室にとって第一回目の発表会で、かつ、私にとっても再開後、初の発表会。メインはもちろん子供で、大人の生徒は私一人だけ。しかも、アラフィフのデブオヤジ。場違い感が半端なかったが、そ知らぬ振りして出場…

以前の先生の所を辞めたきっかけの一つに、発表会の案内が無かったことがあって、その旨はスタイン先生に最初の説明の時に話をしていたのだが、そのせい?でスタイン先生は非常に気を使ってくださって、尻込みする自分に「是非是非!」と発表会出場を勧めてくださった。

以前も書いたが、自分としては発表会に出たい訳では無い。奥さん先生に習っている時、発表会の存在自体のアナウンスが無かった事で、「大人の生徒なんだから適当で良い」というスタンスが見えてしまい、寂しい気分になっただけであって、決して人前でピアノを弾きたい訳ではないのだ。でも、こんな事でピアノを辞めましたと話を聞いたスタイン先生としては、そりゃ、ね。。。場違いなオヤジだとしても、発表会に出てくれたら嬉しい!って言うしかないでしょw ほんと、気を使わせちゃって逆に恐縮し、発表会に出させていただくことにしたのだ。

曲は、2週間前に弾いた、クーラウの変奏曲。同じ曲だし、一応仕上がっていたし、何も問題は無かった・・・はずなんだけど、2週間前の反省点を考慮し、再度、細かい部分もさらい直した。本番用の楽譜も、譜めくりが一回で済むように小さくしていたのを、結局良く見えなかったので再度元のサイズに戻して準備万端。演奏中の譜めくりは2回に増えてしまったが、何度も譜めくり練習したし、そもそも暗譜しているし、何も問題はなかった・・・そして、2週間前にはテンポが猛スピードになってしまった反省から、メトロノームを遅めに設定して合わせる練習もし、落ち着いて確実に弾けるように準備もした。

そして、当日の朝は、2週間前の反省から発表曲を弾くのは一切やめ、普段の基礎練習だけして指と頭と心を整え、いざ県庁所在地にある会場のホールへ。

再開後、人前でピアノを弾くのも3回目。当日は落ち着かなくなるほど緊張もしてなくて、むしろ、心地よい緊張感と言った感じ。リハーサルも、子供たちのリハーサルが長引いたので、私のリハーサルは行わず、少しの合間時間に、ステージのピアノでハ長調のスケールを一度弾いただけ。ま、曲は弾かなくても大丈夫なはず。できる限りの準備もしたし、それほど不安も無かったし、仮にミスったとしても、止まらないように練習を繰り返したから、何とかなるはず。

発表会の演奏順番は、講師演奏の前。いわゆる、トリ。ま、唯一の大人だから仕方ないよね。子供たちの演奏を楽しく聴いてから、いよいよ自分の番が来て舞台袖で控えている間、さすがに緊張してきた。でも、まだ大丈夫。余裕もあったし、緊張したときには体温を下げるために指を広げて手のひらを上にしておくとよい、と調べてあったので、それを実行しながら心の準備をし、ステージへ上がる。

ステージのピアノは少し古めであったが家のピアノよりは良いピアノで、弾き心地も軽くなめらか。曲の出だしだけは順調で、むしろ良いピアノの綺麗な音を楽しむ余裕すらあった。私が弾いた変奏曲は第5変奏まであって、テーマ及び第1~第3変奏までは三拍子。変奏曲だから同じテーマが続くし軽快で楽しげな曲なせいか、弾いている途中で、子供がステージ前で飛んだり跳ねたりし出した。視界の端には入っていたけど、ピアノ弾いている最中だから確認はできないし、私の勘違いだったかも知れないのだが、私には踊っているように見えた。こんなミスだらけの演奏なのに、子供が喜んでくれてると思って、私としては、気が散るというより、微笑ましく嬉しい気分になったくらいだ。ま、私の勘違いで、ただ退屈だっただけかも知れないが・・・

演奏は、ちょこちょこミスをおかしたり誤魔化したりはしながらも、まぁ許せる(?)範囲で進んでいく。第4変奏からは4拍子になるが、これも何とかこなす。そして、第5変奏。最後の変奏で、曲全体のボリュームの半分以上を占め、しかも怒涛のように音符が並んでフィナーレへ一気に突き進む部分。もともと難しめなところだし、不安な部分もあるし、ちょっと緊張度合いが高くなってしまう。結構ミスも目立ち始め、焦りも出てくるので、2週間前も盛大にミスをしてしまったのだ。

で、今回も当然のようにテンポが速くなって来てしまって収拾が付かなくなるモードへ突入してしまった。なんとか落ち着こうと思ったけど、一度速くなったテンポは遅くしようとしても無理。。そして、テンポが速すぎて弾けない部分も出る始末。挙句には、旋律すらどっかへ行ってしまって何がなにやら・・・状態。それでも飛ばしたり誤魔化たりしつつ、非常に焦りながらも何とか止まらずに演奏する。

楽譜を入れ替えたために増えてしまった譜めくり箇所は、この第5変奏の途中にある。右手で半音階を2オクターブ駆け上がってそのまま3小節間のトリルへ移行するまでの3秒くらいの間に、左手で楽譜をめくるのだが、家での練習時やスタイン先生のところのレッスン時も、一度も失敗せず、ちゃんと譜めくり出来ていたし、何も問題なかった・・・・・・・・

はずなのに、事件が起こってしまった!

テンポが速くて焦っていたせいか、はたまたステージの魔物のせいなのか、今まで一度も失敗しなかったのに、譜めくりを失敗してしまった。。一枚めくるのを二枚めくってしまったのだ。前回、前々回の演奏の時には一曲ずつ台紙に貼った楽譜だったが、今回からスクラップブックに楽譜を貼って冊子をめくるスタイルにしたせいで、楽譜をめくりすぎるという事態が起こってしまった・・・でも、もともと余裕時間は無い第5変奏なので、めくりなおすことは不可能。一番不安な部分のオンパレードだから譜面を見ながら弾きたいフィナーレなのに、目の前にある譜面は、次回のコンサートで弾く予定のシベリウスの楽譜。

もう終わった。おしまいだ。

天を仰ぐとは、このことを言うのだろう。もう、ただひたすら、記憶を頼りに弾き続けた。さらにミスだらけになり、弾けずにすっとばしまくり、もはや修復不可能。しまいにゃ、なんだか可笑しくなってきて、演奏中なのに声を出して笑ってしまった。つか、もう笑うしか無かったのかも。マスクをしていたからまだ良かったが、マスクをしていなかったら、ニヤニヤしながらピアノを弾く、やばいオヤジに見えたことだろう。

もはや何を弾いているのかもわからない状態ながら、それでも止まらずに最後まで弾く。もう、どうにでもな~~れ~~的な感じ。時間は巻き戻せないしね。

こうして、長大ブランクを経て再開後、初のピアノ発表会は終わってしまった。

帰宅後、撮影した動画を見返してみたら、ひどい有様。もう、動画を封印してしまいたい勢い。演奏が終わった後、ステージから降りる自分の姿が、あからさまに打ちひしがれてスゴスゴ退場していたから、我ながら気の毒で逆に大笑いしてしまった。

この曲、一か月後のコンサートでも弾かないとならないんだけど、もう弾きたくない・・・

教訓 本番の楽譜は練習の時と同じものを使うべし!

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