ピアニストの毎日の基礎練習帳

ピアノメインの音楽関係

ピアノ再開後、ロシアンスケールを調べた時に購入した楽譜が、この本の中で紹介されていた譜面を楽譜化したものだった。日本語で発売されているロシアンスケールの楽譜は、2021年現在でこの一冊のみのようで、後は輸入盤の、良くて英語、普通でロシア語の楽譜ばかり。私は一応、第二外国語はロシア語だったような気もするんだけど、ロシア語はロクに読めないw

ロシアンスケール・アルペジオの特徴は、ざっくり言うと、上行音型の後、反行音型がはさまって、上行下行反行を繰り返し、最後は下行して終わるというパターン。わかりにくいと思うので、楽譜はこんな感じ ↓

アルペジオも、動きとしてはスケールと同じく、途中で反行がはさまる。しかも、普通は3指と4指を適宜使い分けるのだが、3指だけ、または4指だけを使用するアルペジオだったりする。そして、黒鍵から始まるアルペジオも白鍵のアルペジオと同じ指使い(左手は5指、右手は1指から開始する)で練習し、ハノンのように5度圏で次の調へ行くのではなく、半音ずつ上がって全調を弾く。

このロシア系の練習パターンは、普通に弾くよりも動きが複雑になるし、ピアノを弾くにあたって脳などを強化するため、左右対称の動きと左右非対称の動きを瞬時に切り替える訓練にもなり、集中力が要求される練習なのだ。

で、スタイン先生に代わってから基礎練習の話になり、現在行っている基礎練習を申告し、楽譜も持参したのだが、その中に、このロシアンスケールの楽譜があったので、スタイン先生はこの楽譜の元ネタである「ピアニストの毎日の基礎練習帳」の単行本を購入されたらしく、ご自分が読む前だったのに、この本を先に私に貸してくださったので読んでみた。

この本は、伴奏ピアニストとして長らく第一線で活動していらっしゃる、岩崎淑さんという先生がお書きになった本なのだが、内容としては、非常に高度。帯には、初心者という文字も見えるが、対象としては、ピアノ教師や音大生、はては国際コンクールを受けるような人向け。非常に感銘を受けるような事が書かれていて、勉強にはなるのだが、底辺の自分にとっては参考にしたくても、残念ながらできない・・・

でも、毎日の基礎練習のプログラム?みたいなものが紹介されていて、それを続けると良いとの事。具体的には、

・ロシアンスケール
・ロシアンアルペジオ
・三度の重音の練習
・ツェルニー30番を、カレンダーの日付と同じ番号で最低1曲
・インベンションとシンフォニアも日付と同じ番号を最低1曲
・初見演奏の練習を一日1ページ

というものだった。さらに、アドバンス?的な練習として、

ロシアンスケールは、2連符3連符4連符5連符と読み替え、それぞれアクセントを最初の音だけ、次の音だけ、そのまた次の音だけ・・・と言った具合につけていく、アクセント練習

ロシアンアルペジオ(こんな表現では無かったが便宜上、こう呼ぶ)は、根音からだけじゃなく、展開形の第3音および第5音からアルペジオを開始する練習

ツェルニー30番は、カレンダーの日付の下一桁の番号が付いた3曲を全部練習
インベンションとシンフォニアも同じく

初見演奏の練習は、たとえば弾いたことのないソナタの2楽章だけ弾いてみる

なども書かれていた。

私の基本的な毎日の基礎練習プログラムは、

・ロシアンスケール全24調(短調は和声的音階だけ)
・ハノンのスケール全24調
・ドホナーニの三度の重音
・属七減七アルペジオ
・ハノンのアルペジオ全24調
・ブラームスの51の練習曲を少し

というもので、順調に行っても35~40分以上かかるのだが、岩崎淑先生の勧めに従って、基礎練習メニューをプラスすることにした。そして、自分にもわかりやすいように表にまとめた。

作成したメニューはこれ ↓

要約すると、今までのメニューにバッハと初見演奏をプラスしたもの。
ツェルニー30番は、50番をやっているし割愛。
ボリュームが増えてしまったので、時間も45分、下手すると1時間、基礎練習にかかってしまう事に・・・

大風呂敷を広げた、みたいな事になりかかっているので、手抜き?メニューモードも用意。

いつまで続けられるかわからないし、自信もないのだが、有言実行を推進するために、ここで公開することに。

ふぅ。。。。。

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました