バイエル8番からは、いよいよ右手旋律、左手伴奏と言った スタイルに入ります。8番9番とも、指の配置はバイエル19ページ に書いてある通りです。そこに指を置いたら後は一切場所は移動させず、 書かれている指番号の通りに指を動かせばいいだけです。楽譜がまだ 読めなくて分からない人は、あらかじめ楽譜の指番号が記入されて無い 部分に、自分で番号を振っておきましょう。
8番9番とも、左手の伴奏は、ソの音ひとつだけです。簡単ですが 同音連打の練習でもあります。音の強さや長さがバラバラになって しまわないように、気をつけましょう。8番に関しては、右手も同音 連打が入ってます。楽譜にとくにレガートなどの指定が無ければ、 中くらいの長さで音を連打する感じです。弾むように軽くという訳でも、 ねっとりしっとりたっぷりつなげる訳でもなく、タンタンタンと四分音符が 自然に繋がるくらいの中途半端な長さで弾いちゃいましょう。 このポイントはもちろん、9番の左手にも共通します。
ただ、一番気を つけなければいけない点は、同音連打するときに、腕が上下してしまわないように する事です。ここでの場合は、手首のスナップで弾くようにしましょう。 手首の動きのイメージとしては、ドアをノックするような感じです。 実際に左手の3の指先でドアをノックしたり、机の上をノックしてみたり するのも良いでしょう。
また、スラーの切れ目、すなわちフレーズの切れ目は間違わない ように意識して弾いてください。
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