ピアノの先生選び~大人の再開ピアノ その19

ピアノレッスン備忘録

その18のつづき

ピアノの先生の情報集めを再開した。地元および近隣市、車で1時間程度で通える範囲で、希望に合う先生をネットで検索する。

ピアノ教室を検索すると、だいたい1ページ目にピティナがヒットする。以前から知ってはいたし、この2年以上、チェックはしていた。何を隠そう、自分は調律師さんの紹介ではあったが、ババァ先生もピティナに登録してあり、ピティナでも生徒募集を行っていたくらいだ。

ピティナで検索すると、県内ではただ一人だけであったが、男性のピアノの先生が隣の市にいる。留学経験もあったり、何かのコンクールで入賞経験があったり、県内のピアノコンクールで審査員を行っていたりする先生。自前のサイトもあり、多少のブログ記事もあったりしたので、すべてチェックする。印象としては本格的なレッスンのようだったし、月謝も県内ではトップクラスに高い。単発レッスンも行われているので、一度、単発でお願いしようかと考え始めていた。

大人がピアノの先生を選ぶにあたって、一回だけの体験レッスンよりも、単発レッスンを何回かお願いして判断した方が良い、と、あるサイトに書いてあったからだ。単発レッスンなら、仮に相性が合わなければ、何回レッスンをした後でも、こちらから連絡をしなければ簡単に先生を替えられるから。なるほど、まったくその通り。

でも、他にも気になる先生がいる。モスクワ音楽院卒で海外の大学でピアノを教えていた経験もある、女性の先生。この先生も、完全に本格的仕様なレッスンだと思われるが、大人の趣味でも対応するような事が書かれていた。成人男性を受け入れるかどうかは分からなかったが、この先生はオンラインでも単発でもレッスンを行っていて、どちらかで問い合わせてみよう、と気持ちが傾いてた。がしかし、この先生の情報をネットで検索していたら、なんと、この先生も原田英代さんに師事と書いてあるのを見つけてしまい、チャッキリ先生の件もあることだし、残念だが候補からはずすことに。。

そしてもう一人気になる先生が居た。以前ピティナで検索したときには情報がなかった先生で、割と最近ピティナで募集を開始したと思われる女性の先生。この先生は、以前、あるコンサートで伴奏をなさっていたのを聴いたことがあったので、名前を存じ上げていた。その際、とてもピアノが上手でいらっしゃって、非常に記憶に残っていたのだ。

この先生も、留学経験があり、さらに県外の都会出身で、その都会でプロの伴奏者として活躍なさっていたらしい。そして、公立学校で音楽教諭の経験もあるらしい。以前コンサートでお見掛けした印象では、優しそうな美人の先生で、ピアノは重量奏法で、ピアノの演奏にも色があったし、演奏も不安定さなど微塵もなく、とても良い方であった。

でも、そもそも成人男性を受け入れているかどうか、分からない。迷いに迷った挙句、とりあえずピティナへ問い合わせをすることにした。

ピティナって、なんとなく、子供のための団体って感じがするというか、サイトを見てみてもピアノ講師と子供がメインの感じだし、中年男の自分など、場違い感半端ない気がするので、鼻であしらわれるかも知れない。要するに、非常に敷居が高く高く感じられていた。でも、もう選択肢はあまり無かったので、問い合わせ内容を記入した後も、もじもじ迷っていたが、どうせダメ元、なるようになれ!と送信ボタンを押す。

問い合わせ内容としては、成人男性を受け入れているかどうか、重量奏法かどうか、奏法の強要はしないで欲しい事、その他もろもろ。ピティナのシステムでは、一回に付き、一人の先生を紹介してくれるみたい。それを繰り返し、先生が決まるまで?紹介してくれる流れ。一週間以内にピティナから連絡します、と書かれていたが、なんとなんと、当日の夜に、ピティナの担当の方から電話があった。すごい迅速な対応!

ピティナ担当者の方は、すでに相手の先生と連絡を取って諸条件を確認した後、自分に連絡をくれたらしく、相手の先生と直接お話してみてください、との事。なんでも相手の先生は、私がツェルニー50番のレッスンをお願いしたいと言っているので、ご自分で期待に応えられるレッスンができるかどうか、自信がないと仰っているらしい。なんと謙虚な・・・

ツェルニー50番をやっている事を書いたのは、中年男だけど邪な気持ちは無く純粋にピアノを習いたいという熱意をご理解いただきたかっただけで、私の実際のピアノレベルは非常に低い。ツェルニー50番も、ちゃんと弾ける状態では決して無く、ヨタヨタしながらなんとか這い進んでいる有様。字面だけ見ると、なんか本格的なレッスンを希望しているように見えてしまうのだが、本当に本当に、レベルが低いのだ。あくまで趣味でピアノを習いたいだけであり、音楽性も無視し、お習字のお手本をさらうようにピアノを習いたいと、自作のレジュメにいつも記入しているくらいだ。それをピティナの担当者の方にもお伝えする。で、なるべく早めに直接お話くださいねと、連絡先を教えてくれた。

早速次の日、紹介してもらった先生に直接電話をかけてみた。

つづく

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