ピアノの練習時間

ピアノメインの音楽関係

一日練習をさぼったら、三日後退する・・・・などと言われているピアノ。

言われてみれば、そんな気もするし、いくらなんでもそこまでじゃないでしょ、と思ったりもするが、一体どんだけ練習すれば良いのか、良くわからないものなのではないか。

もちろん、個人差があるし、集中度合いとか効率とか人それぞれなのだが、なんか目安、みたいなものが欲しいと思ってしまうのも日本人らしい部分。一般的なカテゴリーに自分が収まっていると安心してしまうし、そこから超えていたら、満足感もさらにアップ!

つか、こんな事を考えてしまうのも我ながら情けないが、ピアノを再開するにあたっては、自分の中での基準を設定しようと思った。

世間では、音大のピアノ科に入学するまで、最低でも8000時間、標準的には10000時間の練習が必要、と言われている。現在、否定する論調も多いが、俗にいう「一万時間の法則」とかいうやつだ。

でも、落ち着いて考えてみると、ピアノに関しては当てはまる気がする。
だいたい3歳とか4歳からピアノを習い始めたとして、小学校入学までは一日平均30分、小学生のうちは一日平均1時間、中学生から高校生までは一日平均2時間の練習をすれば、計算上7300時間になる。音大ピアノ科に進学したい子は、実際もっと練習をしているのが普通なので、確かに10000時間くらい必要なのも納得だ。

さすが、楽器の王者といわれるだけある。
ピアノは数ある楽器のうちでも、トップクラスに非効率で生産性の低い、パフォーマンス最悪レベルの楽器なのだ。

自分としては、途方もない時間を手間暇とコストをかけて練習しているつもりなのに、進歩としては感じられないレベル。少なくとも、向上してる!と日々実感するような事はない。ピアノって、趣味としても、非常に効率が悪いと思う。

話はさておき、自分の場合を、思い返して計算してみた。
再開するまでは通算4年のレッスン期間があり、その間は一日平均1時間、20年のブランクがあった期間は、一年ピアノを触らなかった時もあったが、だいたい平均すると週に1時間程度と仮定して、これで計算してみるとトータルで2500時間。

え?たったの2500時間??
さっきの子供の例で計算した場合、ちょうど中学校一年生になったくらいと同じレベル。
そりゃ、ピアノが思うように弾けなくても当然じゃん。だって、練習時間足りてないもん。

やっぱり大人だから、などと自分を誤魔化して適当に諦めていたが、そもそも物量が足りなかった。できないかも知れないけど、とにかく最低の8000時間はやってみて、それでもできなかったら、その時は潔く諦めよう!と決意。

ピアノを再開後は、だいたい平均すると一日2時間くらいピアノを練習しているので、再開後は今までで1500時間ほど。これでもようやくトータルで4000時間だ。これも先の子どもの例(3歳から始めたとして)の計算で行くと、中学校一年生が終わったかな~レベル。最近少しはピアノが弾けるようになってきたかな?と思い始めていたが、ようやく中学生くらいに到達したのだ。。

8000時間までは、あと半分の4000時間、一日2時間として5年と少し。

いつまで今のペースを保っていられるか、自信は無いのだが、なんとかそこまでは頑張ろうと思っている。

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