今年5回目の人前ピアノ演奏

ピアノメインの音楽関係

先日、またホームコンサートがあった。

今度は自分の曲に加えて、歌の伴奏もすることになり、前回の片田舎コンサートから引き続きバタバタが続く。

前回は、自分の曲も3曲あったせいで首が回らない状態に陥ったので、今回のコンサートは自分の曲は1曲だけという条件を死守。その曲も、ゆったりしたシベリウスの小品にしたので、夢にまで出てきてしまうような練習は必要ない。

でも、歌の伴奏がある。歌と言っても合唱では無く、ソロ歌唱。しかも、日本歌曲2曲とドイツ歌曲1曲の合計3曲。つーか、ド素人全開な自分は、例によって歌曲の伴奏などしたことがあるはずも無く、またしても勉強勉強の日々・・・

日本歌曲って、フルートの伴奏の時も思ったけど、本当に弾きにくい。
弾きにくいというか、予想される流れとか音とかいうものではない感じで曲が進行していくので、何気なく弾くと言うことができないって言うか・・・

しかも、山田耕作とかの曲だと、拍子がコロコロ変わる上、1拍の長さもマチマチになったりするので、拍も取りにくいし、合わせにくいし、どのタイミングで弾けばよいのか、全然わからず。。

その上、下手すると旋律と伴奏に何も共通点が無く、歌と一緒の和声というよりは、それぞれが勝手に演奏してる系の曲もあったりするので、なおさら難しく、一人で伴奏の譜読みするのにも難儀する感じで。

伴奏だけ独りで練習しているときも、同じようなフレーズが延々繰り返されて3番とかまである曲だと、一体今、どこまで弾いたのかもわからなくなり、呪文を唱えているような、マントラを奏でているようなトランス状態に陥って練習にならなかったり、知らず知らずのうちにテンポが速くなってきてみたり、非常に難儀した。

山田耕作系の曲に至っては、何を基準にして練習して良いかもわからなくなり、曲の拍節感みたいなものはゼロだし、変な不協和音が突然出てきてみたり、いわゆる西洋のクラシック和声みたいなのとは違うので、伴奏の音が取れるようになってからも、さらに苦労は続く訳で。

と思っていると、シューベルトなんかのドイツ歌曲では、伴奏は添え物という感じでは無く、歌が休みの間に、掛け合いのように旋律がピアノにやってくるので、その間合いの取り方や音のバランスにも気が抜けない。ぱっと音で聴いた感じだと、それほどでもない伴奏でも、実際は跳躍が激しかったりオクターブの連続であったりと、弾く側には結構負担が大きいのだ。

それに、歌というか人間の声というものは個体差が大きく、声量が足りなくなったり息が続かなくなったり、状態も一瞬一瞬で変化する。特に声量が小さいとピアノに喰われちゃって変なことになるし。。。でも、ピアノも小さい音量にするのも限度があるし、ソロリソロリ弾きすぎると何弾いてるのかわからなくなっちゃうし・・・

なんて事を色々思いながら調べたりしてみたが、なかなかスッキリ解決という訳にもならなかったので、プロの伴奏ピアニストでもあるスタイン先生にご相談。

ピアノの伴奏は、すべての伴奏を、ソフトペダルをベタ踏みで行う
ドイツ歌曲の方は、オクターブの連続などの部分は音を減らして無理なく弾けるようにする
日本歌曲の方は、歌の方を常に聴いていて、歌に合わせてあげる、少なくとも歌より先に弾き始めないよう気を付ける

などのアドバイスを貰って、ひきつづき練習。

歌の方との合わせ練習も、平均すると週に一回以上あって、自分のピアノのレッスンもあるし、もちろん自分の演奏曲もあるし、バタバタバタバタ。

歌との合わせ練習のうち、2回は、歌の方がレッスンをして貰っている歌の先生の御指導レッスン。それに伴奏の自分も参加する感じだった。

歌のレッスンの伴奏をお付き合いするというのが、これまた大変で。

2回が2回とも、1時間ほどのレッスン時間。しかも、通して練習する訳では無くて、随時ストップがかかるから、キリの良いところから弾き始められない。「じゃ、ここの部分からもう一回」みたいな感じで、曲の途中から弾かなくてはならなかったし、テンポなどの指定もいただいたりするし、自分の楽譜にも書き込みが増えていくし、緊張感が半端なかった。

しかも、本番の2日前の歌のレッスンでも、さらに御指導が加わってみたりするし、歌の方が、どうしても音が取れない部分は、その音を伴奏にプラスして弾くようにしたりと、安定した練習というものにもならないまま、本番当日。

本番のコンサートは、コロナ禍というのもあるし、それほど人は集まらないだろうと高をくくっていたのだけど、当日は予想に反して観客が来られ、油断していた分、変に緊張もしてしまったけど、まぁ、無難にこなせた。

自分の曲も、ミスはしたけど、自分以外は気づかなかったレベルのミスで、我ながら少しは成長している模様w

歌の伴奏と自分の曲は、これで良かったけど、アクシデント?があった。

いつも大先生のフルートの伴奏をなさっているお医者さんが、緊急対応が入って開演に間に合わなかったのだ。

なので急遽、プログラムの順番を変更してコンサートを始めたのだが、お医者さんがまだ来ない。そこでさらに急遽、片田舎コンサートでやった曲をフルートで演奏することになり・・・・

歌の伴奏の楽譜は、片田舎コンサートの時にも使った伴奏譜ファイルに貼っていたので、楽譜を持っていた事が幸い、かつ不幸。もう済んだ事だったので、もちろんこの1か月、フルートの伴奏など一度も弾いても居ないのに、リハーサルも無しにいきなりぶっつけ本番でフルートの伴奏をしなければならない状況に。

あたふたとしながら、あれよと言う間に7曲もフルート伴奏する羽目になってしまった。もちろんちゃんと弾けなかったけど・・・・

あとは、出演者の一人であるピアニストの先生もフルートの伴奏をぶっつけで行って、さらにピアノの曲も急遽、演奏してもらって、ティータイムも設けて、お医者さんを待ったが、結局来られず、ホームコンサートは終了。

お医者さんの先生は、フルートの伴奏と自分のソロ曲と、さらに連弾もプログラムにあったのだが、それらはすべて割愛。いずれの機会にということに。

結局お医者さんが来られたのは夜になってからで、お医者さんのソロ曲だけ撮影し、後日、協会のYoutubeチャンネルにアップすることに。。。

こうして、長い長いコンサートの1日は終わった・・・・

と思っていたら、コロナ禍だし、てっきり中止になると思っていた地元の市のサマーコンサートが、一応予定通り開催されると連絡が・・・・

サマーコンサートまでは後1か月と少し。。

まだ一息つけない・・・・

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