バイエル74番

第二ステージ

続いてバイエル74番へ進みます。1ページに渡って譜面が ある長い曲ですが、ピアノ風味を堪能できます。頑張りましょう。

バイエル74番もト長調の曲です。また4拍子の曲ですが、3連符で 構成されていて、8分の6拍子が二つくっついていると思っても良いと 思います。ト長調のスケールと指替えしながらの同音連打、左右掛け合い で左手にも旋律が入るパターンの練習に、長めの演奏に慣れる側面も 盛り込まれています。特に新しい技術は出てこないのですが、バイエル 74番の一番のメインは、3連符の音型をきちんと弾けるようになる 事です。滑らかに弾く事が大前提ですから、3連符のそれぞれ3つの 音はすべて同じ大きさで弾けるようにします。また、3つの音が切れてしまっても 逆に重複してしまってもいけません。次の音を弾くのと同時に前の 音は離します。これがなかなか難しく、知らず知らずのうちに音が かぶってしまって濁った響きになったりしてしまいます。速いテンポ で弾こうとすると指が引きずられて余計におかしくなりやすいです。 まずはゆっくり練習を始めてください。

旋律の同音連打の部分は、音がぶつぶつ切れてしまわないように、 なるべくギリギリまで音を保っていられるように意識しましょう。 強弱をつける時は、右手の旋律だけではなく左手の伴奏部分にも 強弱を連動させてつけるとメリハリがつきます。 左手旋律部分は、左手の音量を上げることはもちろん、同時に右手が 伴奏になりますので右手の音量は抑えて弾く事が大切です。練習方法と しては、まず最初から弾き進めていって左手旋律部分に入るとき、 右手はつけずに左手だけで弾いてみます。左手が十分音量を出せて 弾けるようになったら、次は右手をそっと乗せるように加えてみます。 うまくできなかったにしても、意識だけはするようにしてみると良い でしょう。

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