引き続きバイエル56番~57番に進みます。2曲とも3拍子で 実質ト長調になっています。また、左手の同じ音のパターンがト音記号 とヘ音記号で書かれています。騙されないようにしましょう。
バイエル56番の指配置は右手は真ん中のソ(ト音記号のト音)~レまで、 左手は一つしたのソ~レまでです。右手にオクターブの跳躍があります。 バイエル39番と基本は同じ練習で注意点も同じ ですが、両方の手がそれぞれ同じ事をして掛け合う練習になっています。 ヘ音記号とト音記号の音の関係に慣れるようにします。
バイエル57番は、強弱記号が初めて両方出てくる曲です。p(ピアノ・弱く) に移る時に、弱くしようとするあまりに音が抜けてしまったりしやすいので 注意しましょう。その後、f(フォルテ)に戻るときには両手とも弾きなおして あたらな気持ちで強めに弾きましょう。リピートに入ってから強めの 音で始めると、対比効果でその後のp(ピアノ)を表現しやすくなります。 スラーの切れ目、すなわちフレーズの切れ目にも注意を払います。
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