引き続きバイエル48番・49番に進みます。この2曲とも 3拍子の曲で、左手伴奏は分散和音となっています。
バイエル48番の指配置は、46番と同じです。46番が 弾けていればサックリ終わります。注意点としては、一小節目と二小節目の 右手の音符が違ったように書かれていますが、実はこの二つはまったく 同じパターンを示しています。楽譜の上ではこのように実質同じなのに 違った書き方が出来る事柄がたくさんあります。バイエル48番のように 「タイ」と「付点(付けた音符の半分の長さをプラスする)」もその一つ です。頭の片隅にでもしまって置いて損はありません。
バイエル49番は、46番の指配置に少し変化をくわえた伴奏に なっています。49番は左手に新たな和音として、ドファラが加わります。 練習方法としては46番と同じく、まずドミソの和音を押さえたら、ドは そのまま保持しておいて、ミとソの音をそれぞれ一音づつ上げてファとラ を同時に弾きます。ミ→3・ソ→1の指で弾いていたのを、ファ→2・ラ→1 の指で弾きます。その後またドミソと和音を弾きなおします。慣れてきたら和音の練習として、
ドミソ(5-3-1の指)→1の指は保持したままシレソ(5-3-1)→
弾きなおしてドミソ(5-3-1)→5の指はそのままドファラ(5-2-1)→
また弾きなおしてドミソ(5-3-1)→何回も繰り返す
という練習をしましょう。 何も考えずにサクサク弾けるようになれば、後はそれを分散させるだけ で伴奏できます。後はスラーに気をつけて滑らかに演奏します。
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