バイエル37番・38番・39番・40番

第一ステージ

それではバイエル37番~40番へ進みます。指の配置はこの4曲とも バイエル30ページ、37番の横に書かれているように右手は高い方のソから レまで、左手は真ん中のソからレまでです。ここでまた実質ト長調の 4曲が続きます。その上、今までやってきた指の動きを踏襲しつつ、 また微妙に弾きにくい感じのパターンになっています。ですが、最初 弾きにくくても落ち着いて練習すれば必ず弾ける4曲です。頑張り ましょう。

バイエル37番は3拍子で、右手と左手が掛け合っている曲 です。前2つの練習よりも左手の比重が高くなっています。右手・左手 両方とも同時に気を配らなければいけないので最初は混乱してしまう かも知れません。テンポは遅くてもかまいませんので、落ち着いて練習 してください。

バイエル38番・39番は左手伴奏・右手旋律の曲です。 左手がちょっと忙しいので、どうしてもうまく行かない場合は、 左手だけで何回も練習し、暗譜してから右手をつけて弾いてみましょう。 楽譜が読めない人は、以前から引き続き楽譜上のすべての音に振り指番号 を記入して、番号で指を動かすと少し余裕がでるかも知れません。 特にバイエル39番は、バイエル28番と同じく両方の手で和音となる 旋律をそれぞれ一音づつ受け持って演奏する曲になっています。28番 では右手が旋律と伴奏でしたが、バイエル39番では逆に、左手が 旋律のうちの一音と伴奏を同時にこなすパターンです。ただでさえ 忙しい左手に旋律進行も加わる事でよけいに大変です。頭が混乱して しまってどうしようもないときは、暗譜するのが一番です。できなければ この曲の左手は、2拍目と4拍目の部分が1の指・レの音ばかりのパターン である事を意識して、右手と左手を同時に弾いた後は左手1の指を弾く、 と覚えましょう。

バイエル40番はプチ仕上げの曲です。右手・左手とも、ソとシ・シとレ・ラとド と言ったような3度の間を行ったり来たりする割と弾きにくいパターン です。しかも曲の中間部にはバイエル39番で練習したような、旋律と 伴奏を同時にこなす部分もあります。その上、今までは右手か左手どちらか 一方だけを同時にこなしていたのですが、バイエル40番は右手左手 の両方とも旋律伴奏を同時に弾くパターンです。とても混乱しやすいと 思いますが、39番と同じく同時進行の部分の2拍目と4拍目は、左右どちらの 指ともレの音になっていますので、それを頭において練習してみてください。 ゆっくりであったとしても弾ければOKです。あせらず落ち着いてクリア しましょう。

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました