バイエル77・78番

第二ステージ

続いてバイエル77・78番へ進みます。バイエル78番では 重要な新しい技術が出てきます。頑張りましょう。

バイエル77番はハ長調の曲ですが、臨時記号が随所につけられています。 右手はドに♯が、左手はファに♯がときどきついています。これも前の バイエル76番と同じく、ハ長調ではありながらニ長調のようにドとファに ♯をつけてニ長調で使う黒鍵に慣れましょうという練習も兼ねています。 右手は1と3の指の間に鍵盤3つ挟むパターンの練習があります。左手に ファ♯が出てくるフレーズの前はスラーが切れていることに注意しましょう。

バイエル78番はト長調で8分の6拍子です。右手旋律は6度の 和音、同音連打の指替え、指使いの選択によっては1の指が2の指を くぐる練習があります。リピートから数えて8小節目→9小節目に入るときは 音が切れてしまわないようにつなげて次の和音を弾きます。少しむずかしい のでゆっくり練習してください。左手は、音を一つ保持しながら他の音を弾く という重要な技術が出てきました。曲の中間部リピートからの部分です。 ベース音となるレの音を伸ばしておきながら同時に伴奏を入れる形 です。この音型はピアノを弾いて行く上で避けて通れない重要なパターン ですので是非マスターしましょう。ベース音は途切れてしまわないように 連続して弾くときは打鍵ギリギリまで音を伸ばして置きます。残りの 2音を弾くときは音が重なってしまわないように気をつけます。特に 3の指で弾く音が知らず知らずのうちに残ってしまいやすいので注意 してください。5の指でレの音を伸ばしながら3の指でファ♯や2の指で ソの音を8分音符8分休符8分音符(タン・ウン・タン・ウンと言った感じ)… と繰り返し連打していく練習を行うと良いでしょう。このときに5の指に 変な力が入ってしまったり、鍵盤から上がったりしてしまわないようにします。

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