バイエル66番・67番

第二ステージ

ではバイエル66番・67番へ進みます。66番は、前のスケールで ヘロヘロになってしまった後の清涼剤と言った感じで、67番はちょっぴり 新しい事を練習します。

バイエル66番は、取り立てて新しい事は出てきません。練習したばかりの スケールもありません。右手の旋律の音域がちょっとだけ広くなっている 程度です。左手の伴奏も今までに練習してきた事と同じです。その割りに は、いかにもピアノ風味な雰囲気を十分堪能できる、やる気の出る曲です。 まるでスケールの練習がうまく行かなくなってピアノを止めたくなった後、 66番でまたピアノの練習を続ける気持ちを起こさせようとしているかの ようです。注意点はありません。好きなように気持ちよく思う存分弾きましょう

バイエル67番は、新しい事が出てきます。右手の旋律が和音になって います。右手はバイエル64番に3度の和音が出てきましたが、バイエル 67番は音が6つ離れている、6度の和音の練習をします。まず、指を 6度の和音の間隔で開いたらそのまま固定して保持します。後は手首を 使って弾き進めるだけです。音と音が切れないように次の音を弾く直前 までなるべく鍵盤を押さえておきます。必要以上に指に力が入らないように 気をつけます。左手はスラーの切れ目、スタッカーティシモに注意してください。

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