引き続きバイエル46番・47番に進みます。第2ステージ からは8分音符の曲が続きます。また、急激に習得しなければならない 技術の数も増えて行きますので頑張りましょう。
バイエル46番の指配置は、基本的には今までと同じハ長調の 配置なのですが、左手の位置を時々ずらさないといけなくなります。 46番のところに小さく3音の和音が2つ書かれていると思います。 ドミソとシレソの和音です。これは、46番の伴奏がこの2つの和音を 分散させたパターンであることを示しています。今までは一度鍵盤上 に指を配置したら後はそのままで良かったのですが、これから先はずっと、 指を鍵盤上で移動させながら曲を弾くことになります。言い換えれば、 今までのように指番号だけを見て指を動かしていれば弾けるという訳には 行かなくなったと言うことです。楽譜がまだ読めない人には大変悲しく つらい事ですが、その分、よりピアノらしい曲が弾けるようになるということ でもありますので、振り音程や暗譜を頑張って乗り切りましょう。
まず、左手だけ練習します。基本配置のドレミファソへ指を 置いたら、ドミソと同時に押さえて和音を弾きます。その後、1の指はソの音を 押さえたまま5と3の指をそれぞれ一音づつ下に下げて、シとレを同時に弾きます。 そしてまた、ドミソの和音で弾きなおします。これを繰り返し練習して鍵盤移動に 慣れてください。慣れたらこの和音を楽譜のとおりに分散和音にすれば 左手の練習は完成です。右手の旋律を練習して合わせます。右手はスラーの 切れ目に気をつけて滑らかに弾きます。リピートに入る前の小節の右手の 弾きなおし部分(スラーの切れ目)と左手の休符は忘れてしまいがちなので 注意してください。また、バイエル46番にはもう一つ新しい事として 「カッコ」が出てきます。カッコはリピートと一緒に出てくる事が多いです。 36ページに書かれている事を理解しておいてください。
バイエル47番は、また左手の指配置が今までとは変わった パターンの曲です。47番の横に書かれている通りに指を配置します。 ソラシドと下から順番に指を置き、次はそのままレと置きたいところを レの音を飛ばしてミに乗せます。後はこのまま弾けばいいだけです。 右手の注意はバイエル46番と同じです。左手にタイがあるので間違え 無いようにしましょう。
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