バイエル16番・17番・18番

第一ステージ

ではバイエル16番から18番まで進みます。 指の配置は、この3曲ともバイエル14番と同じです。右手、 左手ともドレミファソの鍵盤上に指を配置しておきます。

バイエル16番は、一つ前の15番と同じく、プチ仕上げの 曲ですが、右手と左手が、左右対称の動きと、非対称な動きが目まぐるしく やってきます。右手で鍵盤を押さえている間に左手を動かす、と言った 悠長な場面はやって来ませんので、まずゆっくり間違えないように練習 してください。対称・非対称の動きのチャンネルを頭の中ですばやく 切り替えられるように、イメージトレーニングをするのも効果的です。 指がつられしまい「何か聴いた事無い曲弾いてる?」なんて事に ならないように注意しましょう。何度やってもどうしても同じ箇所で 違う指が動いてしまってお困りの方は、まず正しい音の指番号を頭の中で 繰り返し唱えながら、間違えてしまう箇所の前までゆっくり弾き進めます。 そして時が満ちたら、頭の中で繰り返していた指番号の指をすかさず 動かします。そうやって慣れて行くと良いかも知れません。

バイエル17番は、待ってました?の左手は伴奏だけ、右手 は旋律だけの曲です。今まで練習してきた曲と比較すると、かなりピアノ 風味を堪能できる曲です。思う存分練習しましょう。左手の部分には レガートと書かれています。これは音が切れてしまわないように滑らかに 弾くと言うことです。左手に関しては曲の初めから終わりまで、大きな スラーでもかかっていると思ってください。また、レガートの伴奏ですので どこかの音が強くなったり弱くなったりしないように注意しましょう。 左手1の指は意に反して力が入ってしまいやすく、ついつい音が強く なったりしてしまいます。力はなるべく抜いて、やさしく弾きましょう。

バイエル18番は、いよいよ登場、和音です。この曲では 左手伴奏部分に二つの音を同時に鳴らす和音があります。ここの場合、 二つの音のどちらも同じ強さで同時に弾けるように練習してください。 また、ピアノは弾く鍵盤の数が増えれば増えるほど、総音量が大きく なる楽器です。この和音を今までの練習と同じ感覚の強さで弾くと、 伴奏なのにメロディーよりも大きな音が出てしまい、聴いている方は びっくりします。この曲の和音はやさしく、でも音が飛んでしまったり しないようにきちんと弾きましょう。また、一小節目など、右手の旋律でスラーの切れ目 では無いところで音の連打が入ってます。物理的には一度鍵盤から 指を離さないと同じ音は弾けないので、当然一度音は切れてしまうのですが、 なるべくメロディーが繋がって聞こえるように、すばやく弾きなおしましょう。

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