2020年の3月くらいからケイのピクピクが増えてきたので、病院の先生に相談する。
ユリもそうだが、てんかんというよりは知覚過敏だろう(推測の域は出ないのだが)との事で、治療とすればユリと同じようにコンセーブの投薬が第一選択になるとのこと。一日に何回もピクピクして足先をプルプルしてバタバタ走り回るので、コンセーブを飲ませることにした。
飲ませることにしたのだが、ケイはユリ以上に頑なで、しかも力持ち。そもそもユリと違って抱っこもキライ、口を触ろうとするだけで大暴れ。。何とか口を無理やり開けてトリーツで包んだコンセーブを落とすのだが、普段おばあちゃんのようにモッソリしているくせに、こういう時だけは機敏に速攻でペッと吐き出す。口の中の薬の滞在時間は0.5秒くらいなもん。
それでも何度もトライして、口の中に薬を入れてから顎を押さえて閉じておこうと頑張ってみるも、飲んだようなそぶりを見せたので拘束を解いたら、口の中で静かに隠しておいたらしい薬を、ペッ。
しまいにゃ、プロレスラー並みに筋肉がみっちりしている足で、本気の猫キック。ケイの猫キックは強烈で、両足でキックをくらったら、人間の上半身が数センチくらいずれるレベル。
結局、ただの一度も成功しないまま、ケイに薬を飲ませるのはあきらめた。
そこで、以前購入しておいて使っていなかった、カンナビジオールオイル(CBDオイル)を与えてみることにした。ユリは既にコンセーブを飲んでいるので、CBDオイルは使ってなかったのだ。CBDオイルは大麻から抽出された成分のオイルということで、鎮静作用があるらしい。なので、鎮静作用のあるコンセーブと併用しな方がよい、と勝手に思って、使わずじまいであった。
CBDオイルを口中の粘膜に直接垂らす、という使い方らしかったが、そもそも口を開けさせてくれないケイなので、人間の指につけたオイルをケイの歯茎に塗り付けるという方法で、一日に朝晩一回ずつ、1滴から2滴のCBDオイルをケイに摂取させた。
あとは、ユリに与えているサプリ、タウリンとミルクペプチドはケイにも一緒に与えることにして、ジメチルグリシンは二人とも取りやめた(なんか良く効果がわからなかったから)。
そうすると、ケイもだんだん落ち着いてきた。それでも、ユリよりはピクピクの頻度が高い状態が続く。
↑こんな具合に、グルーミングが過剰になって、そのうち走り回る感じ。
それでも、もうあまりできることも無くなったので、なるべくストレスがかからないように気を付けながら暮らしてた。この頃から、二階の寝室のベッドを取り合いしてケンカし、ついでに二人ともピクピク発作が始まる、というのを繰り返してしまうようになったので、リビングの出入り口にカギをかけ、家人にリビングで寝てもらうようにした。猫の世界でも人間の世界でも、誰かが抜け駆けするくらいなら、みんなで我慢する方が、ストレスは少ないものなのだ。。
こうやって、だましだまし暮らしているうち、ケイの知覚過敏のピクピク発作も減ったような、変わらないような、微妙なバランスが日常になってしまう。ケイのピクピク発作の頻度としては、一日に1回か2回、約10分とか15分くらい、ピクピクが続く発作が起きるという状態だった。ユリに関しては、ピクピクを見かけない日も普通にあるレベルだった。でも、ケイがピクピク発作を起こして走り回ると、ユリもつられてピクピクしてしまう時もある。ま、人間でいえば双子なので、何かとシンクロしてしまうのだろう。
こんな状態であったのだが、2020年の秋ごろから、ケイがいつも口をクチャクチャやっているのが気になるようになってきた。CBDオイルを塗った後も、しばらくクチャクチャはやっているのだが、なにもつけてもなく食後でもないのに、気が付くといつも口をクチャクチャやっている。
↓ こんな感じ
ケイは、すでに書いたように、まともに口を触らせてくれないので歯磨きはおろか、歯磨きジェルもままならない。しかも、いつものんびりで面倒くさがりなので、おもちゃが目の前を横切ってもガン無視とか普通。猫としてどうなのよ?と思うのだが、仕方ないのでそのまま。ケイの口臭も結構ひどくなってきてたのだが、仕方が無いのでそのままにしておいた。一応まだ2歳で若いし・・・・
でも、てんかんの発作で、チューインガム発作というのがあるので、それなのかも?という不安も感じてはいた。もしそうなら、てんかんとして治療を開始しないとならない。再度、獣医さんに相談しないと、と思っていた。
そうしたら、2020年の11月のある日、朝起きてみたらリビングの床に、なにか茶色く硬いものがころがってたのだ・・・
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