毎年一月の定期健診

猫ダーティペア

ケイの抜糸から一か月後、定期健診とワクチンに二人を病院へ。

ケイに関しては、手術の際にすべての血液検査や検診が済んでいるので、三種混合ワクチンだけ。ユリは、ワクチンに加え、普通に健診と血液検査と、口内の診察。血液検査に関しては、昨年病院で忘れてしまわれて行えなかった、コンセーブの血中濃度の検査もお願いする。

ここの動物病院は、先生が丁寧だし信頼もおけるのだが、丁寧が故、待ち時間が長い。ほんと、長い。だいたい一患者あたり30分くらいかかっているので、3人待っていただけで、1時間半とかかかる。それに自分たちの診察も加わるから、下手したら2時間。しかも、順番もあやふやなため、自分も一度、順番をとばされた事があったくらい。当時は順番受付表も無かったから、カウンターに診察券を並べて置いて、その順番に診察してたのだが、カウンターに看護師さんが居なかったりすると、自分が置いておいた診察券の前に、次に来た人が置いたりして順番が狂っていたのだ。いつか、もめるだろうな、と思っていたら、そのうち受付表が設置されたので、おそらくトラブルがあったのだろう。毎月、ユリの薬をもらいに行くのも大変だったのだ。

でも、予約の制度は設ける気が無いらしく、いつも猫たちを連れていく前に、あらかじめ自分だけ受付に行って順番とってから、頃合いを見計らって猫たちも連れていく、という感じ。なので、病院はバタバタ忙しく、先生はいつもテンパっていて、お願いしたことも忘れてしまう。なので、今回は、して欲しい事を紙に一覧にして持って行った。で、ちゃんとユリのコンセーブ血中濃度の検査も行ってもらうことができた。

ケイもユリも、健診結果は問題なし。ユリの口内状況については、多少赤みがある程度で、このまま様子見。定期健診は何事も無くおわり、2週間後、ユリの血液検査の結果を聞きに行った(例によって2時間近くかかった)。結果としては、ゾニサミド(コンセーブは商品名で、ゾニサミドは薬の有効成分?の正式名称らしい)の血中濃度は足りていなかった。最低限10μg必要なところ、8μgくらいしかないとのこと。

現在、朝晩に半錠ずつ飲んでいるところを、朝晩に四分の三錠にしようか、との話だったんだけど、現状、ユリも落ち着いているので、下手に変えずに、このまま様子を見たいと申し出た。血中濃度が足りていないのに、割と落ち着いているなら、ぶっちゃけ薬の必要性も薄いかも知れないし、いまよりひどくなるようなら、増量も考えて、変わらないもしくは良くなるようなら、減薬も考えたいと、先生に話して、じゃ、それで行きましょうということになった。

家の環境を整えた以外に現在していることと言えば、ユリにはコンセーブ半錠を朝晩2回、ケイとユリ二人とも、タウリンとミルクペプチドのサプリを推奨量の半量(具体的に言えば、一人分の量を「ちゅーる」に混ぜて、それを二つに分けてそれぞれに食べさせてる)を一日一回あげている。ケイにだけ行っていたCBDオイルは、歯の手術の際に休止して、現在もそのまま休止中。

二人を観察していると、知覚過敏のピクピクの主な原因は、ストレスな気がする。ストレスといっても、ほんと些細な事。テレビから除夜の鐘みたいな音がした、とか、ピンポンが鳴った、とか、甘えさせろ!と喚いたのに適当にあしらわれた、とか、扉を開けたかったのに開かなかった、とか、ケイがピクピクしたから、ユリがピクピクしたから、窓の外に鳥が来たから、とか。ほんとにほんとに、些細なストレスとも言えないようなレベルのもの。

二人にかかるストレスを、極力排除しようと努力した結果、ピクピク発作は減ったが、同時にストレスの閾値が下がったというか、大きなストレスが無くなったせいで、小さなことがストレスになったというか・・・

特に、音に関しては、家じゅうに内窓つけて、外からの音が入って来にくいようにしたし、ピアノ室も作ったせいで、逆に普段のわずかな音にも反応するようになってしまった。。でも、ピクピクは確実に減った。いいんだか悪いんだか、諸刃の剣というか。

既に、これ以上は、なかなかできることも無いレベルまで頑張っているので、ピクピクは減ったし、ピクピクしたとしても持続時間も短くなっているし、当面、このままで行く予定にしている。

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